【実験ノート 1】太陽光発電でスマホに充電!

太陽光発電のことや身の回りの電気のことについての理解を深め、自分にぴったりの使い方を見つけるための編集部スタッフによる実験の記録です。
※こちらのコーナー【実験ノート】では、商品の目的外使用をしている場合があります。専門家のアドバイスを受けながら、十分注意した上で、自己責任で行っています。ご理解の程よろしくお願いします。

この日の仙台の天気は雲が多く晴れたり曇ったり。
気温は17.3度。少し肌寒いと感じるくらい。

それでは、早速、まいりましょう。

 

●実験で使ったもの
①太陽光パネル
(単結晶、最大出力電圧:5V、最大出力電流:1A、USB変換コネクタ付)
②電圧電流マルチチェッカー
③iPhone6s

 

太陽光パネルは、パネルの裏からUSBケーブルが出ていて、コネクターを差すだけでスマホやパソコンに充電出来るものを使いました。amazonで3,000円弱で売られている中国製の商品です。

 

電圧電流マルチチェッカーは、電圧と電流が一定時間で交互に表示されるタイプのものを使いました。どれくらい電気が流れているのかが見えるので大変便利です。amazonで200円弱で売られている商品です。

写真の上2枚が電圧、下2枚が電流の値です。電圧も電流もゆらゆらと絶えず変化しています。
(写真:左上5.22V、右上5.12V、左下0.36A、右下0.52A)

電圧はおおむね5V出ていました。一方、電流は最大出力1Aと表示されていますが、実際は0.3Aだったり、0.5Aでした。仮に、0.3Aで1時間充電した場合の電力量は5V×0.3A=1.5Whということになります。

●充電結果
9:56(65%)→ 12:06(80%)
※写真右上と右下の時刻と%を参照

約2時間で15%増えました。ちなみに、家のコンセントで0%から充電してみたところ、約1時間で68%まで増えたので、それと比べるとかなり時間がかかりました。

 

●おまけ
太陽光パネルに電流の最大出力値が1Aと表示されていても、それは最大値であり、実際に使う日の天気や気温など、条件によるようです。また、実験中、写真を撮るために、ケーブルやスマホを持ち上げたり動かしたりしたのですが、そのたびに電流や電圧が変動していましたので、線の接触もあるかもしれません。次は今日とは異なる天候の日に充電してみて、電流値を観察したいと思います。