【実験ノート3】太陽光発電でスマホに充電!(晴天)
太陽光発電のことや身の回りの電気のことについての理解を深め、自分にぴったりの使い方を見つけるための編集部スタッフによる実験の記録です。
※こちらのコーナー【実験ノート】では、商品の目的外使用をしている場合があります。専門家のアドバイスを受けながら、十分注意した上で、自己責任で行っています。ご理解の程よろしくお願いします。
天気は晴れ。
それでは、早速、まいりましょう。
●実験で使ったもの(実験ノート1と同じ)
①太陽光パネル
(単結晶、最大出力電圧:5V、最大出力電流:1A、USB変換コネクタ付)
②電圧電流マルチチェッカー
③iPhone6s
太陽光パネルは、パネルの裏からUSBケーブルが出ていて、コネクターを差すだけでスマホやパソコンに充電出来るタイプのものです。
【実験ノート1】でもご紹介しています。
さて、iPhone6sを繋いで電流電圧マルチチェッカーを見てみると…
写真の上2枚が電圧、下2枚が電流の値です。
(写真:左上4.93V、右上5.12V、左下0.38A、右下0.60A)
今回は雲がほとんどなかったのですが、雲がわりとあった実験ノート1の時と同じように、電圧も電流もゆらゆらと絶えず変化していました。
電圧は実験ノート1とほぼ同じ印象でしたが、電流の平均値は少し高かったように思います。
●充電結果
12:47(12%)→ 14:13(33%)
※写真右上と右下の時刻と%を参照
約1時間で21%増えました。
雲の多かった実験ノート1では、約2時間で15%増えたので、その2倍以上の速さで充電できたことになります。
●おまけ
太陽光パネルに電流の最大出力値が1Aと表示されていても、それは最大値であり、使う日の条件によることはわかっていましたが、実際、晴れた日であっても、電流値の平均は0.5Aくらいのようです。
ただ、電流値のわずかな差が、充電速度に随分と影響することに驚きました。
スマホのように消費電力の小さな機器の場合、電流値がちょっと変わるだけで、充電出来たり出来なかったりするようです。